書体について
印象の歴史は古代メソポタニアまで遡るほど、非常に長い歴史があります。
そのため書体の種類も様々で、印鑑に使われる書体も、日常的に使う文字とは異なります。
その中でも一般的な印鑑書体6種類をご紹介致します。
◇一般的な印鑑書体一覧◇
■篆書体
象形文字から誕生したと言われる印鑑書体の元祖。日本のお札にも使われるほど、可読性が低く偽造が難しい。威厳や風格があり、実印・銀行印で人気。
■吉相体(印相体)
篆書体をベースにした印鑑の書体。文字の線が四方八方に広がり、文字と枠の接する部分が多いのが特徴。印影が複雑で安全性が高く、枠も欠けにくい実用的な書体。縁起がよく、実印・銀行印に最適。
■隷書体
篆書体 から派生して、より簡略化した書体。読みやすく、認印におすすめ。
■古印体
隷書体から派生し、日本で独自に作られた書体。文字の丸さが特徴。隷書体と同じく、認印に使われることが多い。
■行書体
読みやすく、女性らしい優美な印象のある書体。
■楷書体
一点一画を離して書く書体。教科書などに採用されている。